今ニコニコ動画はどうなっているのか――β臭からプロ志向へ

現在のニコニコを代表するキーワードといえば、やはり「アイマス」、「東方」、「初音ミクVOCALOID)」の3つが代表格になるだろう。2ちゃんやパー速でやる夫スレが流行っているように、やはりニコニコにおいてもキャラクターベースのコンテンツは強い。
しかし、今日紹介したいのは、そうしたキャラクターベースのコミュニケーションの陰に埋もれている「歌ってみた」カテゴリに含まれている動画群である。ニコニコにおいてもすでに棲み分けがかなりの程度進んでいる(たとえばゲーム実況は全て追うけど東方には全く興味がないなど)ので、「歌ってみた」に関しても「詳しい人は詳しいけど知らない人は全く知らない」という状況が出来上がっている。
けど、「歌ってみた」をこよなく愛する私としては、Jや雌豚、よっぺいや赤飯といった素晴らしい歌い手たちが存在を知られることなく埋もれてしまうような未来は避けたいので、ちょっくらここでお薦め動画を紹介して、「歌ってみた」に興味がないニコラーをも引き込んでしまおうという次第である。

「歌ってみた」の現状におけるキーワードは間違いなく「β臭」と「プロ志向」である。そもそもニコニコ動画は、もともと完全に「ネタ」を基盤にしたコミュニケーションメディアだった。それもオリジナルのネタを投下するわけではなく、もともとある作品を改変することに比重が置かれていたというのが私の認識である。そこでは高度な技術を用いたMAD動画であっても、「才能の無駄遣い」というタグに回収され、ネタに回収されるという事態が生じていた。それを端的に表す言葉が「β臭」である。この言葉はβの時代に出来たものではなく、あとになって(正確なことはわからないが、一年前くらいに出来たイメージである)初期のネタに満ちていた時代を懐かしむ意味合いで作られた。代表的な動画として『テニスの王子様』のミュージカル動画である「アイツこそがテニスの王子様」を挙げておこう。この動画が特異な点は、MADでもなんでもないミュージカル動画に、ニコラーたちが空耳を駆使しての弾幕を貼り付けることで圧倒的なネタ性を発揮していたことにある。そこではまさに、ユーザーがコメントをつけることでつまらない動画が面白くなるというニコニコ本来の精神が体現されていた。

ところが、ある時期からβ臭は次第にナリを潜めていくことになる。その原因は明らかだ。運営が著作権を重視し、抵触するアニメや音楽を用いた動画を次々と削除する姿勢を見せたことで、「もともとある素材をいじってのネタ的コミュニケーション」がとれなくなってしまったのだ。ニコニコが一番楽しかったのは「らき☆すた」が見れた時代だという声をちょくちょく耳にするが、それは至極当然のことなのである。そもそものニコニコ動画の面白さは、それ自体がテレビを中心とした他のメディアに対する二次的なメディアとして機能していた点にある。つまり、テレビが一次的情報をユーザーに伝え、それを知った上でニコラーがコメントや弾幕を貼り付けることによって二次的情報としてのMADが作られていたわけだ。この方式は非常にコミュニケーション効率が良い。一定の知識を共有した人間たちが同じ動画を見てコメントをつけるのならば、その意味も理解されやすくなるというのは当然のことだ。

しかし、一次情報としてのアニメや音楽が使用できなくなると、ニコラーは情報を共有していない状態でコミュニケーションをとらなければならなくなる。これではニコニコ動画の存在意義がない。そこで機能した素材が上述した「アイマス」「東方」「VOCALOID」といったコンテンツである。外部から情報が入ってこないなら、自分たちで一次情報を作ってネタにしちゃえばいいじゃん!という発想である。多少堅苦しい言い方をすれば「大きな物語が提供されないところに擬似物語を捏造してのコミュニケーションを図る」ということになる。

この新方式はそれなりの成功を収めた。動画の再生数や、ニコニコ外部での言及の数を見てもそれは明らかだ。しかし、それらはやはりネタ的コミュニケーションというニコニコ動画の本質(あるいはかつての風景)からしてみるとあまり上手くいっていないように映る。ネタとしての強度が弱いのだ。テニプリらき☆すたMADにコメントしていた頃の快感はやはりこれらのコンテンツからは生み出されていない。

その最大の理由は各コンテンツ間におけるネットワークの不在にある。初音ミクを楽しむ人もいれば、東方を楽しむ人もいる。しかし、初音ミクと東方を結びつけるようなMAD作法がいまだに確立されていないのだ。するとどうなるか。擬似的な物語の捏造は小さな共同体の中で消費されることになり、全体的な広がりを持たない。このように言うと、「いや、そもそもニコニコ動画は全体性を否定するメディアだ」と反論してくる人もいそうだがそうではない。少なくともβ時代においては、情報の共有が成功していなくとも、「全てがネタである」とするニコラー間の感覚の共有によってシルエットとしての大きな物語が存在していたのだ。

かくしてβ臭は崩壊する。その結果どうなるか。勿論、論理的に考えて起こることは各ジャンル間やカテゴリ間における内部の強化である。私が「プロ志向」と呼ぶものはまさにこれだ。「プロ志向」作品においてはネタ的コミュニケーションよりも作品における技術の高さや古典的な芸術性が求められるようになる。

「歌ってみた」はその最も分かりやすい例として挙げられるだろう。古くから名前を知られている歌い手達――J、雌豚、ゴム、いさじ、のど飴、nayutaなどなど――は、多くの場合アニメ曲を替え歌化した上で個性を出すように歌っていた。雌豚の「檄! ニュー速VIP団」などはサクラ大戦の主題歌を素材に歌詞を2ちゃんねるVIP板住民にウケるようアレンジし、さらには単に上手く歌うだけでなく「鼻亀」「おまえかww」などのタグを乱立させる独創的な歌い方を試みていた。これらの歌い手の作品には確実に「β臭」が漂っていた。

これが最近になると事情が変わってくる。現在、「歌ってみた」カテゴリで上位にランキングされる作品の多くは、初音ミク鏡音リン/レン、KAITO巡音ルカらを中心とするVOCALOIDによって歌われた曲をさらに歌いなおしたものである。ここで重要なのは、そもそものVOCALOID曲にネタ分(=β臭)が少ないという点だ。これはクリエーターの心情を考えれば自然なことで、やはり自分が作った曲がネタとして消費されるよりも一つの音楽作品として受容してもらいたいと考える人が多いはずである。そして、元の曲にネタ分が少ない以上、歌い手たちもネタに走ることよりいかに上手く歌えるかという「プロ志向」を抱くようになる。歌和サクラ、花たん、halyosy、ちょうちょといった歌い手達は明らかに歌唱力が高く、ネタに走ることも少ないために、コメントにおいてもあまり草は生えていない。

とは言え、現在においてもβ臭を感じさせてくれるバ行の腐女子やよっぺいといった歌い手がいる以上、全てがプロ志向になったということはできない。しかし、今後運営側の規制が厳しくなれば、ますます元の楽曲が著作権を侵害しない(しにくい)プロ志向の歌は増えていくことになるだろう。私は何もプロ志向がよくないなどというつもりはない、実際に上述したプロ志向の歌い手の歌もマイリスに入れてかなりの頻度で聴いている。

けどさあ、やっぱβ臭がなくなるのって寂しいんですよ。それはニコニコがネタ的コミュニケーションから安全に開かれたメディアに変質することを意味している。そして、プロ志向の作品に対して私たちは「上手い/下手」という基準に頼ったコメントをつけることになるが、それはもはやユーザーのコメントがなくてもコンテンツとしての動画が成立しているということである。ニコニコ動画の双極性、つまりは提供者とユーザーが一体となって一つの芸術を生み出すというシステムは過去に例をみない素晴らしいものだったはずだ。

個人的な思い入れが強くなってしまったが、私がニコニコの現在について考えていることは以上である。これから「歌ってみた」カテゴリのお薦め動画を10個ばかり紹介するが、祈りをこめて、それらは全て「β臭」がするものにしようと思う。「プロ志向」はもはや私が評価せずとも絶賛/非難されていくことになるだろうから。


エントリーNO.1
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「プロ志向」がうんぬんと書いておいていきなり元プロを紹介するのもなんだが、激しくβ臭がする作品なのでおkにしてください。プリコさんは6人のキャラを使い分けてるんだけど、特に後半の幼女ソロが秀逸。最後まで聴くのがおすすめ。


エントリーNO.2
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初音ミクの代表曲である「メルト」の替え歌。「フラグ折れる音がする」のところに「謎の感動」があります。3日くらい家から出てない時にこの動画を見ると本気でせつなくなるので、普通にお仕事したり学校行ってる時に見た方がいいwww


エントリーNO.3
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キモオタのエロゲ愛が産み出した奇跡の名曲。何度も聴いてると自然に眼から汗が出ること請け合い。この曲には色々な歴史があるので興味あるひとは調べてみてください。ちなみに、これは本家だけどもっと上手く歌ってる人はいっぱいいます。だがしかし! 本家にはありえないせつなさがある! ロクジョウカン原理主義! 俺たちのメルトはここにある! キモいゆえの涙。ある意味新しい芸術です。

エントリーNO.4
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雌豚は名曲が多すぎて困ったけど、やはりこれ。言わずと知れた宇多田ソングですが、雌豚が歌うとマジで謎のせつなさがかもしだされます。笑いながら泣ける一曲。豚のおねえさんの名は伊達じゃないです。あととりあえず鼻かめ。

エントリーNO.5
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替え歌に定評のあるrecogさんから一曲。元ネタは誰もが知ってるバンプの天体観測。歌も上手けりゃ歌詞もうめえ。「運営!」には腹抱えて笑ったww ちなみにrecogに関しては、「翼をください」の替え歌である「彼女をください」もお薦め。

エントリーNO.6
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長門のテーマソングである「雪、無音、窓辺にて」をメタルギアソリッドネタに替え歌してみた一品。メタルギアやったことなくても感動できます。今だフォックス! スティンガーを打ち込めええええええええええ!!!!!!!!!

エントリーNO.7
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ここで取り上げてる作品の中でも一番β臭がする動画かもしれない。
元ネタはみんな大好きおっくせんまん! God knows…はどこに関係があるのか?と思うかもしれないけど最後まで聴けばわかります。終盤の展開が熱過ぎる。そしてストーリーも熱過ぎる。つーかパーヤンあほすぎだろwww

エントリーNO.8
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「黙ると死ぬ男」、底辺の歌い手といいつつ今の「歌ってみた」でトップクラスの人気を誇る歌い手、よっぺいのエントリー。あんまり聴きすぎるとデタラメ☆ウォンチューが耳から離れなくなるので注意。まさに期待の新人、これからのよっぺいが楽しみだぜ!! ちなみに「ロミオとシンデレラ」はマジで名曲(個人的にはボカロ曲で一番好きかも)なので、耳直しwをしたい人は「花たん」が歌っているやつを聴くといいと思うんだ。

エントリーNO.9
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史上最悪の歌詞であるにもかかわらず、いまだに高い人気を誇る。やはりニコニコ動画流星群から一つ選ぶならこれだろう。しかしここまで下ネタが沸いてくる脳みそってどうなんだ。

エントリーNO.10
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ここに並べた動画は別にランキング形式をとってないんだけど、やはり最後はオレがニコニコで一番愛する動画でシメたいと思う。パランティス組曲ランティス組曲のパロディあるいは返歌として作られた。ランティスの公式CDに呼ばれなかった歌い手達が怒りを込めて作った動画。それは単に本家よりも上手く歌おうとしたわけではなく、圧倒的なネタに満ち満ちている。最高の一品です。もってけ!セーラー服からハレ晴れユカイに入るまでのMCは号泣必死。「これが俺たちの答えだああああああああ!!!!」魂はしかと受け取った!!!ふともも、マジで愛してる。

***

とりあえず、以上の動画を見たみなさんがニコニコできますように。

【追記】
エントリーNO.2を差し替えました。

雨がだるだる日曜日―1Q84、ヱヴァ破、多摩川の日差し

おはようございます、坂上です。
気力が沸かないので現実逃避気味にエントリを上げることにしました。しかし、疲れ気味なのでエッセイっぽくだらだら書こうかと思います。

1Q84』についてはすでにいろんな人が語ってますが、何を考えているんでしょうか。後に叩かれるリスクを承知で言いますが、どう考えてもこの作品は完結していない。普通に読解すれば次巻が刊行されることは明らかです。そもそもBOOK2の時点では物語は何も始まっていない。もしここで終わるのならば、『1Q84』は「1984年を舞台に「ちっこくてよくわからない影響力を持った存在」(=リトル・ピープル)をビッグ・ブラザーの代わりに置いた偽史」に留まります。
過去の村上春樹作品と関連づけて言うならば、本作の読後感は『ねじまき鳥クロニクル』に近いものになっているでしょう。天吾が青豆を見つけ出すことを決意するというラストは、「ねじまき鳥」で「僕」がクミコを取り戻す決意をするシーンとどうしても重ならざるを得ない。しかし、「僕」とクミコの間には夫婦生活という歴史が存在していたのに対して、天吾と青豆の間には歴史が存在しない。彼らは10歳の時に同じ教室で時間を過ごしていたという思い出を共有してはいますが、それから先の十数年間は空白です。したがって『1Q84』という物語は、天吾と青豆による「なんだかよくわからないけど、自分は相手との思い出を持っているから生きていける」という謎のパワーによって駆動しているわけです。その意味では過去の村上作品と比べてもはるかにエロゲー的な力学が働いている。そのこと自体を否定するつもりは全くないのですが、この二人の関係性と1984年という舞台設定との関連は今のところ全く記されていません。それが明らかにならないのであれば、2009年現在に1984年を舞台の小説を書いたことのアクチュアリティそのものが消失してしまうことでしょう。僕が続編を信じているのはそうした理由によります。村上春樹がぼんやりした締め方をするのはいつものことですが、少なくとも彼は投げっぱなしジャーマン的なヌルさを見せる作家ではないはずです。そんなわけで、僕は『1Q84』について現時点で何かを語ることはよしておきます(でもお問い合わせセンターのおばちゃんに「これで完結です」って言われたんだよなあ……うーむ、おばちゃんより直感を信じよう)。

「破」を見てきました。もちろん初回です。エヴァオタの意地です。新宿や渋谷はヤバいことになるだろうと思い、徹夜で府中に向かいました。それでも100人以上の行列になったので大したものです。
大傑作です。朝の四時代から京王線に揺られた甲斐はありました。仮設伍号機の戦闘シーン、式波さんの登場シーン、ラストの戦闘シーンと、エヴァが動く箇所に関してだけでも本当に素晴らしかった。おそらく、エヴァについて予備知識のない人でも、これがアニメーションとしてどれだけハイクオリティであるかは伝わる出来になっていたと思います。反面、ストーリーに関してはTV版を見ていない人にはツラい部分があるかもしれません。アスカやレイがいきなりシンジに好意を抱いていたりするわけですが、TV版と違って細かい話がカットされているため、何でそんなことになってるのか理解できないわけです。もともとエヴァが好きな人は勝手に脳内補完できるけれど、新劇場版から入った人にはアスカの態度の変化とかマジで意味不明なはずです。
内容に関して深くツッコむのは別の機会に譲ることにして、とりあえず「破」に関して形式的な読解を行ってもあまり意味がないというのが僕の見解です。「またループかよ」とか「新キャラのテコ入れ失敗だろ」とか大味な話をしていてもしょうがない。重要なのは、まばたきしたら見落としてしまいそうなほど細かい演出の積み重ねが、15年ばかりの歴史と共鳴しあってエヴァンゲリオンという物語の全体をリビルドしているという点です。
2chエヴァ板を見る限り大絶賛の嵐なわけですが、仮に周りの人が駄作認定していても見に行くことをオススメしたいと思います。マジで冒頭から物凄い引き込まれますよ! あ、あと使従のデザインを一つ鬼頭莫宏(『ぼくらの』とか『なるたる』の作者さんですね)がやってます。これがまたとても鬼頭さんらしいデザインなので、そこを楽しみに観るのもいいかもしれません。

府中に行ったついでに、友達と多摩川沿いを一時間半あまり散歩してきました。サッカーしている中学生を尻目に煙草を吸う自分たちの姿はどれだけムサ苦しいものだったのでしょうか。初夏の日差しが全く似合ってなかった気がします。僕は中学時代生物部の部長をやっていました。その名残でしょうか、今でも時たま無性に川や山に出かけたくなります。体力が激しく落ちているためなかなか実行できませんが夏にはBBQとかできたらいいなあ。リア充にはなれなくてもBBQやったり自然を楽しんだりする権利はあるはずだと思うのです。

現実逃避が長くなりました。次の更新ではニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリのお薦め紹介でもしようかと思います。それではまた。

ちょっとした生存報告とゼロアカ

二ヶ月以上更新していないというこの事態。
お久しぶりです、坂上です。とりあえず生きてます。

2000年入ってからの少女漫画ベスト30とか、CLANNADについてとか、書くネタは色々用意してたんですが、どうやらその余裕もなさそうです。

さてゼロアカ。いよいよ最終関門に突入しております。
H O W E V E R
多分隠す意味がないのでぶっちゃけてしまうと、先日の企画会議の結果、すでに優勝は9割がた村上裕一といった雰囲気が漂いまくっています。僕はと言えば、書いていった130枚が全リテイクを食らうという語るも涙の状況です。

そんなこともあって、昨日一昨日と死ぬほど気持ちが萎えていたわけですが、周囲の人々のガチで温かい励ましもあり、どうにか立ち直っています。ただ、この最終関門の恐ろしいところは、僕が「超やる気ありまっすよ! 最後までやりますよ!」といくら叫んだところで、秋本さん、東さん、太田さんが「いやもう審査の必要ないから」と言ったらそこで終了になってしまうという点です。最終的な結果発表は8月11日とされていますが、7月の頭で優勝者が決定している可能性まであります、おお恐ろし。

そんなわけで、今僕は果てしなくデッドロープダンサーなわけです。次駄目だったらさよならなわけです。世知辛いですね。その辺を踏まえて方針を大きく変更することにしました。「次回締め切りまでに誰が見ても唸ってしまうような神論文を一本仕上げる」、これです。ぶっちゃけ著作全体の構成とか考えている余裕はすでにありません(というか、そればかりを考えてヌルい出だしにした結果、企画会議ではフルボッコにされています)。

企画会議では様々な甘さを指摘されましたが、その中で僕にとって最もcriticalだったのが東さんの「君の文章はダラダラしている」という突っ込みでした。これはもはや、脳みそレベルで刻み込まれている言語システムや思考システムを根本的にチューニングしなければいけないということで、相当な難問です。しかしこれを乗り越えないとマジで始まらないのでやりまう。

話は変わりますが僕は「ガラスの仮面」が大好きで、30回は通読しているかと思います。で、主人公の北島マヤがですね、二年以内にアカデミー芸術大賞か最優秀演技賞を受賞しないと紅天女姫川亜弓のものとすると月影先生に宣告されるというマジピンチなシーンがあるんですね。ところがマヤは周りが無理に決まってんじゃ的な冷笑を浮かべる中、「1%でも可能性があるならそれに賭ける」と宣言し、二年後に「狼少女ジェーン」を演じ、見事最優秀演技賞を受賞し、姫川亜弓に並ぶんですね。マジかっこいいですね。
何が言いたいかというと、僕は今北島マヤ的な気分になっているという話です。単純に考えれば全リテイクを食らった時点で、僕と村上の枚数的な差は100枚近くある。これはどう見ても圧倒的な差です、正直厳しい。
しかし、考えてみれば僕はそもそもゼロアカで常にそういう戦いをしてきたのではなかったかという気がするのです。四次関門の時も周りには絶対無理だからと言われていたし、五次関門にしても動画が上がるまで全く自信なんか持ててなかった。そうすると、今回のピンチは僕にとって特別なことでもなく、むしろ変態マゾの坂上として最大限楽しむべき状況なんじゃないかと思えてきました。

そんな感じで兎に角頑張ります。頑張る、というか、精神と体重が擦り切れてなくなるまでキーボードを叩き続けます。いい文章を、最高の批評を、届けられればなと思います。それではまた。
 

ゼロアカ第五次関門通過のお知らせパート2

【前回のあらすじ】
スーパー☆ラルクとしての使命を果たした坂上秋成、しかし彼を待っていたのは冬にパンツ一丁で5時間も外にいれば風邪をひくという当然ながらも過酷な現実だった!! 3日間身動きがとれないながらも、友情パワーのおかげもあってなんとか当日の準備を整えた坂上。だが、やずや、三ツ野、村上の堂々とした喋りがより一層彼の精神を追い詰める。逆境にも負けずどうにかプレゼンを終えた坂上だが、口答諮問突入後、彼を襲ったのは「現時点では一番」というゼロアカ死亡フラグだった!! どうする坂上どうなる坂上。俺たちの闘いはこれからだ!!




正直、口頭諮問に入った時点で僕のカラータイマーはすでに点滅を始めていました、なので動画で僕が怒ってるように見えるのは疲労の表れです。さて、実際の口頭諮問の話をしましょう。
まず東さんが僕に投げかけてきたのは「テクニカルな質問になるけど、坂上はオブジェクト・フォーム・システムという区分けをしていて、普通フォームというのは形式を表すものですよね。ということは君は小説の文体とか形式は扱わないってこと?」という質問でした。これを受けた僕はいささか困惑しました、どのあたりがテクニカルなのかがよくわからなかったからです(そして今でもわかっていません)。「それはオブジェクトで扱います。オブジェクトが具体的な作品というのは形式や文体もそこで扱うという意味です」と僕は答えたのだが、これは応答になっていたのだろうか。
そして10分ほどして会場の左端(僕から見て)から藤田コールが巻き起こる。藤田、ここじゃない、出てくるな。僕は本気でそう祈っていた。しかし、コールはやまず、なし崩し的に藤田登壇。マイクを奪い喋りを始める。会場唖然。やばい空気が流れる。筒井さんから「君はこれでルール違反二回目だけどそれについてどう思っているんだ」と訊かれた藤田、「僕は筒井先生の文学を逸脱の文学として理解しておりまして……」と言い訳を始めるも一層筒井さんの怒りを買う。この時点で僕が考えていたことは二つ。何よりもまずミネオくんのあまりに幼稚でヒステリックな物言いにキレたいということ。そしてもう一つ、もはや藤田の救出よりも静まってしまった会場の空気をなんとかしなければいけないということ。そこで僕はマイクをとり、「藤田さんに3分間喋ってもらい、その後完全に退場してもらってはどうか」と提案した。2chでは友情対応なのか排除の一言なのかという疑問が出ていたが、どちらも間違いで、僕はとにかく空気を回復しなければならないと考えていただけである。友情はむしろ前日の電話にあった。ただ、藤田のフォローに回れなかったことが悔しいのも事実で、僕はおそらく誰よりも藤田直哉という人間に感謝をしている。そもそも四次関門で同人誌があれだけ売れたのも彼のザクティのおかげであるはずだし、GEISAIでスーパーラルクチャンスをくれたのも彼だし、互いに批評家兼小説家志望として勇気付けてくれたのも彼だった。なので、今なにも後悔していないかといえば嘘になる。僕はミネオくんへの怒りを我慢せず、冷静に彼をなだめた上で藤田さんの功績を説明して登壇チャンスを作ることもできた気がする。もっと俺が場慣れしていれば、という思いはある。藤田、さんざん言ったけど味方になれずすまん。ただ、僕とやずやさんと三ツ野さんと東さんが物凄く藤田さんに感謝していることは事実です。これからもよろしく。

筒井さんから「なんでパロディからクレオールに変えたの?」「ハルヒの『消失』だけがメタフィクションだと思うか?」などの質問が飛んできて、流石に緊張するもなんとか答えられたように思う。太田さんからの質問に対しては、自分が今回のプレゼンで考えていた「太田克史にも届くプレゼンを」という趣旨を余すことなく伝えられたので満足。

そして終盤。東さんから「坂上くん、村上くん、廣田くんに訊きます。君達は一日に最高何枚の原稿をクオリティを保ったまま書けますか?」という、明らかに「この三人から選びますよ」的な質問がやってきて、俺、大いに困惑する。テンパった俺は「クオリティを保ったまま」という部分を忘れ、「50枚から60枚です」と答えてしまう。東さん驚愕の表情。俺は瞬間最大風速というか、かつて書いたことのある最高枚数(クオリティやばい)を答えてしまっていた。その後村上とやずやさんが常識的な数字を答え、これやっべーとウンコもれそうな気分になる。東さんすいません、クオリティを保ったままなら10000字が限界です。

そして終了直前、「もう質問も出ないけど時間あまってますね」という東さんの発言を受け、俺は瞬間的にマイクを握り「僕の方から筒井さんに質問してもよろしいでしょうか?」と異例の逆質問を放り投げていた。今動画を見直すとシャレにならん空気である。しかし、スーパーラルクで無駄に度胸がつき、熱が出ていたことで変なテンションになっていた俺はやたら楽しい気分になっていた。質問はこうだ。
「筒井さんはファウストに載せた『ビアンカ・オーバースタディ』についてのインタヴューでジャンルとか気にしないで多くの読者に楽しんで欲しいと答えていましたが、やはり筒井さんにとってジャンルというのはあまり意味を持たないのでしょうか? それと、ライトノベルというのは僕がプレゼンで述べたシステムの話でいけば、「性行為をダイレクトに書かないこと」が暗黙のルールになっているわkですが、ビアンカがザーメンをシャーレに入れて喜んでいる描写をしたときにジャンルを越境するという意識はなかったのでしょうか?」というものだ。これに対して筒井さんは「僕にとってジャンルというものはない。ジャンルは読者が決めるものだ」とお答えくださった。これを聞いた時、質問した甲斐があったと思った。会場の人たちにも意味のあるお言葉だったのではないかと思う。

そうして、口頭諮問が終了した。
(つづく)

ゼロアカ第五次関門通過のお知らせ

坂上秋成です。

遅ればせながら、東浩紀ゼロアカ道場第五次関門を無事通過しましたのでご報告させていただきます。残すは最終関門のみ、マジで強敵二人が残ってしまったため嬉しくも憂鬱な気分ですが精一杯頑張ります。

というわけで以下レポート。しかし、僕の場合当日のことよりも3月8日から12日にかけてのツラさの方が印象深いのでそこから記してみます。

3月8日:村上隆氏がチアマンを務めるアートイベントGEISAIにスーパー☆ラルクとして乗り込み、顰蹙と喝采の嵐に巻き込まれる。ここまではよかった。

3月9日:
朝まで飲み帰宅。起きてみるとどうにも身体がダルい。体温計を脇に挿し込んでみる。38度5分。大変なことになってきた、と俺は思った。

3月10日:流石にプレゼンの準備をせねばと思い、PCに向かうも身体動かず。結局一日中2chを見て過ごす。マジで絶望的な気分になる。

3月11日:
限界を感じて病院に行く。点滴を打ってもらい少しだけ元気になる。待合室で子供が俺を見て泣いていた、そんなに金髪が恐いかこのガキ、泣きたいのは俺のほうである。
パワアポイントで図を作りたいのだがスキルがないため、友人二人を自宅に誘致。リビングを占拠して作成を行う。優秀な友人二人のおかげで夕方六時にはスライドのほとんどが完成。内藤くん、ミドくん、マジでありがとう。
しかし、原稿を作る気力がないため、メシ食って寝る。

3月12日:
いよいよ前日である。風邪が治る気配はない。原稿も出来てない。
とりあえず2時間くらいでパワポのスライドを完全に完成させる。あとは原稿を書くことと、当日飛んでくるだろう質問を予想することだけである。
夕方五時くらいに藤田直哉に電話をかける。
俺「おまえ明日どうすんの? ちょっと俺、風邪ひいてスーパー☆ラルクとかやる気力ないんだけど」
藤田「ああ、俺はあれだよ、明日はフェニックス藤田だよ、もう衣装も完璧だよ」
俺「ああ、じゃあ乱入するんだ。いいけどさ、マジでタイミング見計らえよ。休憩時間にするとかさ」
藤田「やっぱ普通の乱入はやばいかな?」
俺「やばいやばい。村上さんは笑ってくれるかもだけどさ、マジで筒井さんは無理だよ」
藤田「そっか。じゃあタイミング考えるわ」
こんな会話を交わす。
深夜1時、原稿が8割がた完成する。とりあえず一安心した俺はやずやさんに電話をかけてみる。
やずや「なに秋成、前日に探りを入れに来ましたか」
俺「や、そういうつもりでもないんすけど、調子どうかなーって」
その後ゼロアカ本番にかける意気込みやアイツが通りそうだとかいった話を一時間くらい交わす。
CLANNADの最終回を見る。あまりの出来の悪さに絶望する。「本当の」汐が全然救われてない感覚が残ってしまったので俺の中で駄作決定。
そして深夜三時。結局眠れない俺はミネオに電話をかける。30分くらい柄谷とMADの関係について語られる。いや、それいったら全ての批評ってMADになるんじゃないの?と尋ねてみるが、それに対する彼の応答内容は理解できなかった。
明け方6時、ようやく原稿と予想質問集が完成し、安心して眠りにつく。

3月13日:

いよいよ本番デー。出陣前にPCの前で原稿を10回くらい読み、ユンケルを3本とのどぬーるスプレーを買って向かう。風邪、結局治らず。熱は7度8分まで下がったが、テンションはやはりあがらない。迷ったすえ、現場までタクシーで向かうことにする。計算では2000円で済むはずだったのだが3800円かかり、本番前に精神的ダメージを受ける。
そして会場。筑井以外のメンバーはすでに揃っており、みんなやたらとリラックスしている。なんでこいつらこんな余裕なんだ頼むから死んでくれと俺は焦りを覚える。パワポのスライドを確認してたらやずやさんに「秋成これワード貼り付けたでしょ、今時イラレくらいは使えないとねプゲラ」と馬鹿にされる(※一部誇張して表現されている箇所があります)。
その後、何回見てもゴーストの意味がピンと来なかったので村上とやる夫の話をしつつ議論を交わす。筑井現れぬままプレゼンの時間へ。

観客も揃い、6時30分、ついに第五次関門開始。俺のプレゼンの順番はラスト(=8番目)で体力が持つのかこのあたりでかなり不安。さらにやずやさんが予想通りいいプレゼンを初っ端にかましてくれたのでさらに不安。鼻をかんだりスプレーを喉に吹きかけたりしながら自分の出番を待つ。

そして登壇。風邪をひいている上諸事情によって金髪ですがお許しくださいという謎の挨拶を会場に投げかけてから本番開始。まったく緊張はしていなかった、というよりもむしろ俺は風邪のせいでいささか不機嫌だった。俺は堂々としていたというよりも最早ヤケクソになっていたという感じである。しかしてそこは火事場の馬鹿力、家で練習しまくったことが効いたのか、動画よりも7倍くらいいい感じのプレゼンが出来たように思う。

10分の休憩の後、口頭諮問が始まった。審査員は東浩紀太田克史筒井康隆村上隆。マジでやばい面子だが、イメージトレーニングの成果か、ここもまた緊張せずに壇上へ上がれた(ような気がする)。開口一番、東さんが「僕が現時点で一番だと思っているのは坂上くんです」と告げる。俺、ちょう嬉しいながらもゼロアカ的にこれは死亡フラグなのではないかと予想する。
(続く)

ゼロアカ第五次関門通過のお知らせパート3

俺は喫煙所に立っていた。90分も我慢した後での煙草は美味い。村上がやってきた。お互い微妙に疲れた感じである。俺は彼に伝えた、「もうぶっちゃけるけどさ、俺は自分とお前とやずやさんで通りたいわ」。彼は答えた、「奇遇じゃないか」。

正直俺は焦っていた。自分の口頭諮問を冷静に思い出したらかなりヤバイような気になってきたのだ。質問の数が一番多かったのは俺だ、だから大丈夫だと、かなりムリクリに言い聞かせていた。
やはり死亡フラグは立っていた。
東浩紀枠、村上裕一」
やっべー、マジやっべー。え、じゃあなに狙おう? 読者枠はヤバいよな、俺のプレゼンって一般受けしなそうだし友達も少ないし…… じゃあ審査員か、や、きっと筒井さんは俺だけど村上さんはやずやさんだよな、え、じゃあ太田さん次第?
とかそんなこと考えてるうちに審査員枠発表。廣田周作。

俺は拍手することができなかった。ひたすら耳を傾け、東さんのマイクから読者枠発表で「さ」の音が飛んでくるのを待っていた。しかし聞こえてきたのは「ひ」の音。終わったと思った、涙目であるマジに。あれ、でもやずやさんは二つ被ってるわけで……あれこの場合どうなるんだっけ? 俺は事前に説明されていたルールをすっかり忘れていた。
「……なので東浩紀枠の第二位が通過となります。そして僕の二位は……坂上くん」
俺は立ち上がり、壁に手をついて3回くらい深呼吸した。オーバーリアクションではない。そうしなければいけないほど心臓が水を得た魚状態だったのだ。そうして壇上に向かう。マジでなんの台詞も考えてなかったので、とりあえず思いつきの言葉を喋る。会場からの拍手、ああ、残ったんだなと、実感した。

そんなこんなで一応勝ち残った俺だが、全く満足していないことも事実である。何故なら、俺は村上裕一には二度連続で負けているのだ。まず文学フリマ、俺と村上は共にFate/stay nightについての批評を書いたのだが、講評で東さんと太田さんが誉めていたのは村上のものだけだった、そして今回東枠においても敗れた。流石に悔しいのである。ゼロアカナイトの同人誌でも、みんながネタに走る中、俺はライバルのところにはっきりと村上裕一の名を挙げていた。それぐらい意識していたわけである。俺と村上はかなりかぶっている。エロゲ、やる夫、純文学。それらにおいて好みが異様なまでに一致するのだ。意識するなという方が無理だ。
第六次関門ではこの村上に加え、センスにおいて明らかに俺のようなキモオタとは一線を画するやずやさんとも戦うことになる。強敵スグル。バーサーカーとアーチャーが同時に襲い掛かってくる気分である。果たして俺は神速の剣を携えたセイバーになれるのか、はたまたハサンとして惨めに散っていくのか!? 答えは第六次関門で!!

というわけで、ご来場していただけた(ニコニコ含む)皆様、本当にありがとうございました。加えて、様々な局面で場を盛り上げてくれた藤田直哉氏(マジ意味内けどあなたが坂上秋成特別賞だよホント)、道場主の東さん、審査を行ってくれた太田さん、筒井さん、村上さんにもこの場でお礼を申し上げたいと思います。

次も頑張るんで応援よろしくお願いします。
それでは。

GEISAI―I am SUPER☆L'Arc!

はい、どもども、こんにちわ。
坂上秋成ことスーパーラルクです。

えっと、3月8日、GEISAIに出てきました。何をやったか。
僕はブリーフいっちょの姿に全身イエローペイントという姿で、世界のムラカミの前でイベントステージに立ったわけです。あ、22世紀的にリンク探すのめんどくさいんでスーパーラルクとか坂上秋成でYOUTUBEかニコニコを検索してください。

今回僕の中にあったミッションイメージは唯一つ。
「世界のムラカミを笑わせる」
これです。
そして結果として大笑いしている村上隆さんの映像が動画内にしっかりと残っている。つまりは大勝利です。

3月6日夜10時過ぎに藤田直哉からかかってきた一本の電話。
「おまえ黄色くならない?」
僕は速攻でOKしました。そして1時過ぎに新宿へ出向き作戦会議。
さらに次の日、東京ビッグサイトへ出向き視察プラス打ち合わせ。
ようするにスーパーラルクは二日間で進められた突貫工事だったのです。
マジでよくあれだけのことができたなと思う、藤田乙!東さん乙!やずや乙!ミツノ乙!松平乙!そしてここに名前を載せていいのかよくわからない様々な人々にも乙!

なんだか何を書いてるのかわからなくなってきました、スーパーラルクはここ三日で10時間も寝てないのです。

スーパーラルク動画に関してぽつんぽつんと感想だけ。

ラルクHoneyを歌いながら登場、適度に音を外したのはよかった
・声優トーク目当ての前二列の女子がいい感じに引いてた、俺は彼女達の思い出に黒いシミを作ることができてとても嬉しい
・松平にネギで殴られたときは本気で痛くて、怒った観客が鈍器で殴りにきたのかと思った
・秋本康のためにバレンタインデーキッスを歌うという無謀な挑戦を半アドリブでこなしたが多分本人は見てなかった、残念
・藤田が考えた業界ギャグは結構面白かった、感謝
・退場の瞬間、「かわいた〜」といったのは完全にアドリブ、これはいいセンスだったと思う
村上隆さんが笑ってる映像を見てなにかがむくわれた感じがした


ホントにみなさんお疲れ様でした、来てくれた人マジであるがとう。スーパーラルクは疲れたので今日を休日にして寝ます。また22世紀で会おう!フォウ!

あ、追記。5年前の自分を取り戻すことができて本当に満足。
久しぶりに金髪にしてなにかが吹っ切れた。一ヶ月くらいでやめるけど。
ここ数年の俺はおとなしすぎた。昔は高さ20mの崖から川に飛び降りたり、授業中に教室の後ろで寝袋で寝てたりした。それが今はどうだ、色々なものを守ろうとしている俺は全然軽やかじゃない。古くからの友人はスーパーラルク動画を見て、やっと本来のあいつが帰ってきたと思うんじゃないか。
とにかく満足。おやすー