ちょっとした生存報告とゼロアカ

二ヶ月以上更新していないというこの事態。
お久しぶりです、坂上です。とりあえず生きてます。

2000年入ってからの少女漫画ベスト30とか、CLANNADについてとか、書くネタは色々用意してたんですが、どうやらその余裕もなさそうです。

さてゼロアカ。いよいよ最終関門に突入しております。
H O W E V E R
多分隠す意味がないのでぶっちゃけてしまうと、先日の企画会議の結果、すでに優勝は9割がた村上裕一といった雰囲気が漂いまくっています。僕はと言えば、書いていった130枚が全リテイクを食らうという語るも涙の状況です。

そんなこともあって、昨日一昨日と死ぬほど気持ちが萎えていたわけですが、周囲の人々のガチで温かい励ましもあり、どうにか立ち直っています。ただ、この最終関門の恐ろしいところは、僕が「超やる気ありまっすよ! 最後までやりますよ!」といくら叫んだところで、秋本さん、東さん、太田さんが「いやもう審査の必要ないから」と言ったらそこで終了になってしまうという点です。最終的な結果発表は8月11日とされていますが、7月の頭で優勝者が決定している可能性まであります、おお恐ろし。

そんなわけで、今僕は果てしなくデッドロープダンサーなわけです。次駄目だったらさよならなわけです。世知辛いですね。その辺を踏まえて方針を大きく変更することにしました。「次回締め切りまでに誰が見ても唸ってしまうような神論文を一本仕上げる」、これです。ぶっちゃけ著作全体の構成とか考えている余裕はすでにありません(というか、そればかりを考えてヌルい出だしにした結果、企画会議ではフルボッコにされています)。

企画会議では様々な甘さを指摘されましたが、その中で僕にとって最もcriticalだったのが東さんの「君の文章はダラダラしている」という突っ込みでした。これはもはや、脳みそレベルで刻み込まれている言語システムや思考システムを根本的にチューニングしなければいけないということで、相当な難問です。しかしこれを乗り越えないとマジで始まらないのでやりまう。

話は変わりますが僕は「ガラスの仮面」が大好きで、30回は通読しているかと思います。で、主人公の北島マヤがですね、二年以内にアカデミー芸術大賞か最優秀演技賞を受賞しないと紅天女姫川亜弓のものとすると月影先生に宣告されるというマジピンチなシーンがあるんですね。ところがマヤは周りが無理に決まってんじゃ的な冷笑を浮かべる中、「1%でも可能性があるならそれに賭ける」と宣言し、二年後に「狼少女ジェーン」を演じ、見事最優秀演技賞を受賞し、姫川亜弓に並ぶんですね。マジかっこいいですね。
何が言いたいかというと、僕は今北島マヤ的な気分になっているという話です。単純に考えれば全リテイクを食らった時点で、僕と村上の枚数的な差は100枚近くある。これはどう見ても圧倒的な差です、正直厳しい。
しかし、考えてみれば僕はそもそもゼロアカで常にそういう戦いをしてきたのではなかったかという気がするのです。四次関門の時も周りには絶対無理だからと言われていたし、五次関門にしても動画が上がるまで全く自信なんか持ててなかった。そうすると、今回のピンチは僕にとって特別なことでもなく、むしろ変態マゾの坂上として最大限楽しむべき状況なんじゃないかと思えてきました。

そんな感じで兎に角頑張ります。頑張る、というか、精神と体重が擦り切れてなくなるまでキーボードを叩き続けます。いい文章を、最高の批評を、届けられればなと思います。それではまた。