同人誌の内容を5p分公開してみましたのコーナー

お疲れ様です。顎関節症になって上手く歌が歌えなくなっているところへ階段から落ちて膝を痛め洗顔料を変えてみたらニキビが続出薄着で外を散歩していたら風邪をひいて高熱に苦しんでいる坂上です。
そんなわけで僕の体調不良とかに関係なく世界は動いているわけで、ページを公開してみるわけです。マジで熱がかなりあるので見苦しい日本語があるかもしれませんがご容赦ください。前にリクエストがあったので、僕のパートからは第四次関門用自著要約である「パロディの世紀と文化の未来」から2p、あと「クレオール化する日本文学」から1p公開します。相方である山田あずさのほうは「資本主義の欲望と物語の可能性」と「マイナー性から見る現代文学ライトノベル」から1pずつです。まあ5p公開したからって何が分かるというものでもないけれど、とりあえず雰囲気とデザインの素晴らしさだけでも伝わればいいなと思います。ホント、名前を明かせないデザイナーさんにはいくら感謝しても足りません。
そんな感じでどぞ。
クレオール化する日本文学

今見返してみると、文章を書くという行為に対する僕の趣味が濃く出ているページです。前にも書いた気がするけど、僕は今回の同人誌ではいわゆる文体芸、難解だったりこねくりまわしてたりする言い方をできるだけ封印していますが、あまりにも味気ない記述になってしまっては意味がないので、こんな感じで微妙にナイーヴな出だしになっています。ちなみに、今回の同人誌ではページの右上あるいは右下に「坂上」「山田」という名前がハンコみたいな感じで押してあります。これはデザイナーさんからの提案なんですが凄くいいセンスだなあと思うのです。
・資本主義の抑圧と物語の可能性

山田あずさの趣味がだいぶ出ているページですね。ドゥルーズへの愛が伝わってきます、鬱陶しいほどに(笑)。オリジナルな論を展開するとともに、ドゥルーズの「機械」概念をわかりやすく説明するコンテンツになっています。
・マイナー性から見る現代文学ライトノベル

これも山田あずさのエントリー。再オイディプス化の概念を使って舞城を読んでいくというのは同じチームの贔屓目ではなく相当に面白かったです。最近僕は再び佐藤友哉にハマっているので、鏡家サーガを同じような視点で見ていったらどんなことになるかなと夢想したりします。
・パロディの世紀と文化の未来


以前このブログで「コアな部分を公開してくれ」というリクエストがあったんですがこれが限界。他のページはあまりにも致命的なネタバレが入りすぎているので。この次のページからはハルヒCLANNADの徹底比較が行われるのですがそこは当日のお楽しみということで。東浩紀さんの『動物化するポストモダン』の先にあるものを検討したりもしてるので、動ポモ好きな人は期待してください。あと、なんだか東さんに媚びているように受け取られるのが嫌だったので今まで言わないできましたが、実は僕が書いた四つの批評は全てどこかで東浩紀に言及しています。勿論、東ファン以外の人にも十分楽しめる内容ですが、動ポモやキャラクターズやゲーム的リアリズムの誕生を読んでいる人は比較してもらったりしても面白いんじゃないかと思います。