フランス乞食についての大雑把な説明

こんにちは、坂上です。少しだけプロフィールをいじりました。

もう一人の執筆者である山田あづさのプロフと二人セットの写真が追加されています。それにしても男二人が喫茶店で談笑してる様子ってのは見方によってはなかなか気持ち悪いものですね。

顔出し、というのにはそれなりの抵抗があったのですが、現在残っているゼロアカメンバーがみんな顔出ししていることを考えるとやはり自分たちもそれに倣って覚悟を見せようということになりました。なかなかにソワソワしますね、脇の裏のあたりが落ち着かない感じです。

で、雑誌名はまだ決まっていないのですが、フランス乞食が出す批評誌の概要を説明させていただきます。コンセプトは「広義の意味での《文学》を論じる」です。なんかこれだけ取り出すと非常にありふれた文句に聞こえますが、ありふれた批評をする気はありません。文学に括弧をつけてるあたり痛さが滲み出ていますが、痛い雑誌を作る気もありません。ざっくり言ってしまえば、純文学を特権的なものとして扱ったり、逆にギャルゲーを無防備に賛美したりと、どこかに権力の力点を求める既存の批評の枠にはおさまらず、ジャンルごとの差異を認めながらもそれらを包括するような議論を展開したいということなのです。このあたりは同人誌本編でも一つの批評として扱うつもりでいますが、とりあえず既成のコードにとらわれない(かと言って単にレビューを並べるのでもない)文芸空間を産み出したいと考えています。海外文学を取り上げつつ、その議論の中にライトノベルが忍び込んでくるといったような、そうした一定の自由を肯定する場が作れたらいいなーと考えています。

あとサークル名の「フランス乞食」についてですが、別になんの意味もないけど思い入れのある単語を使いたいという理由だけでこの名前に決まりました。僕が予備校に通ってた時分、同じクラスに物凄く顔の整ったオシャレな女の子がいたんですけど、その娘がどことなく負のオーラを出している感じだったんですね、黒い日曜日がバックミュージックに流れていそうな。そしたら別の女の子が言ったんですね、「あんたフランスの乞食みたい」って。言った側は冗談のつもりだったっぽいんですが、当人めっちゃ気にしてましてね、半年くらい凹んでました。で、本人には気の毒なんですがこのフランスの乞食っていう表現が、僕は凄く気に入ってしまいまして、いつか何かの機会に使いたいと思っていたんですね。そんな話をパートナーの山田君にしたら「別になんでもいんじゃね」的な、銀魂レベルのやる気ない返事がかえってきまして、じゃあこれでいくかという流れになったわけです。

そんな感じで第二回目の更新でした。なにか質問などあったら言ってください。それでは。