ゼロ年代批評nightの告知(修正あり)

どもども。元気青春こんばんわ、坂上秋成です。

2月25日にトークイベントをやるのでその告知を。

あずまんの愉快な仲間たちpresents

ゼロ年代批評night」

次世代の批評は俺たちが作る!まったく新しい批評の形を模索する、熱き批評魂を持った若者たちが、批評の未来についてガチバトルを繰り広げます!ザクティ革命の真の意義とは!?ゼロ年代批評の申し子となるのは誰か?そしてスペシャルゲストは誰なのか!?批評論壇の新生を目撃するために、次世代の批評家(とウォッチャー)たちよ、阿佐ヶ谷ロフトに集結せよ!

【出演】

坂上秋成(ゼロアカ道場第四次関門通過者/道場破り)

筑井真奈(編集者/ゼロアカ道場第四次関門通過者)

藤田直哉(SF評論家/ゼロアカ道場第三次関門通過者)

三ツ野陽介(東京大学大学院生/ゼロアカ道場第四次関通過者)

峰尾俊彦(ゼロアカ道場第四次関門通過者)

やずややずやゼロアカ道場第四次関門通過者)

スペシャルゲスト】

あの凄い人を交渉中!!

OPEN18:30 / START19:30

入場料¥1,500(飲食代別)<当日券のみ>

http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2009&month=2

こんな感じのイベントです。チケットは当日券のみなんですが、僕が勝手に感じている手ごたえとしては結構な数の人が来てくれるので、念のためちょっと早めに会場へ足を運んでいただいた方がいいかもです。

さて、肝心の内容に関してですがおおまかには決定しています。「ゼロアカ道場参加してみてお前らどうよ?」って話が第一部、「これから先の批評についてお前らどう思ってんのよ?」って話が第二部という感じですね。

催す側から言うのもなんですが、このイベントはだいぶ面白いものになるんじゃないかと考えています。理由は二つ。

第一に、ゼロアカ第五次関門はシンポジウムなわけですが、おそらくはそこで展開できないであろう門下生たちのガチな議論が見れるはずです。

そして第二に、その門下生が繰り広げるバトルはエンタメ的な意味でも真面目に批評的な意味でも面白いものになるだろうということ。後者に関しては僕が勝手に感じていることに過ぎないのかもしれませんが、おそらく今の二十代の批評家というのはそれより上の年代の人たちとはかなり異なった言語感覚を持っています。2月号のユリイカを読んでいて気付いたことなのですが、福嶋亮太さん、さやわかさん、僕という比較的若手の書き手は水村本に対してかなり近いアプローチをしています(具体的には<現地語>の肯定という形で)。それはおそらく、ある一定の年齢を過ぎた人には見えない風景を捉えているということでもあると思うのです。なので、今回のトークイベントにしてもここまでゼロアカに残った批評家志望の人間が繰り出す言葉というのは大物アカデミシャンが講演会などで紡ぐものとは違った光景を見せてくれるはずです。や、予感に過ぎないっちゃあ過ぎないんですが。

あと、当日の雰囲気ですがこれは蓋を開けてみなければ判らないというのが正直なところです。打ち合わせの段階でも「ネタに走ろうぜ!」的な藤田直哉さんと「サムいネタとかいいからガチにいこうよ」という三ツ野陽介さんが対立したりと結構めんどくさいことになってるんですが、僕としては適度に笑いを混ぜつつ来場した方々に批評的な意味での収穫があったと思えるようなイベントにしたいと思っています。なので、笑いを入れるといってもラルクさんを呼んだり門下生のセックス事情を話したりといったことはしません(ついでに言うと俺は誰ともなにもやってないです)。まあね、空気的にありだなと思ったら多少はシモの話も混ぜるかもしれませんが、あまりに暴走してるなと感じたら僕が藤田を止めます。

いや、難しいですね。このイベントがどういった形で消費されるのか、我々の側から予測できない面があります。おそらく当日は真面目な話を期待してくるお客さんも、単にゼロアカ生を喰らい尽くそうと笑いを求めてくるお客さんもいらっしゃるはずです。その両者が満足するトークはどうすればできるだろうと、そんなことばかりここ数日考えています。で、このブログを見てくれている方にご相談なんですが、当日こんな話をしてほしいという要望をコメント欄なり2chなりに書き込んでいただけないでしょうか。近々もう一度打ち合わせがあるので、建設的な意見はそこに組み込んでいきたいと思います。それは抽象的なものでも具体的なものでも結構です。田中ロミオについて語れと言われれば僕と峰尾と村上が出撃するし、ダチョウ倶楽部の話ならばやずやさんが(きっと)喜ぶし、フェミニズムの話なら藤田さんと三ツ野さんが闘うし、漫画の話なら筑井・峰尾・坂上が出張るし、西尾維新佐藤友哉ならば全員が狂喜乱舞することでしょう。

そんな感じでしょうか。僕は細かいことは聞いていないけれど、どうも当日は師匠もいらしてくれるようです。おそらく師匠はラスト一時間くらいでの登板になると思いますが、彼の天才的なトークに押されないよう頑張りたいものです。
訂正。先走った情報でした。東さんを始め、混乱させてしまった方々、申し訳ありません。
それでは。